2009年10月29日
腹足綱の外部形態
体は前後に細長く、おおよそは左右対称であるが、背面の殻が渦巻きになっているので、大きく不対称となっている。殻の外に出る部分は、頭部と足であり、内臓はほとんど殻の中に収まる。普通は収縮して全身を殻に納めることが出来る。
からから出る部分は前後に細長く、下面はその大部分が筋肉質の足となっており、腹足の名はこれによる。ただし、その点では単板綱、多板綱も同じであり、これはむしろ軟体動物の祖先的形態とも取れる。体の先端に口が開き、その上に目と触角があり、比較的はっきりと頭部が区別できる。背面の真ん中あたりに殻を乗せる。殻はいわゆる巻き貝であり、口に向かって広くなっている管を螺旋に巻いた形である。外套膜は殻の内側にあり、殻の口から背中側に向けて口を開く。ほとんど殻の口までしかないものが多いが、殻の口から背面へ伸びるもの、殻を覆って伸びる例もある。外套溝は殻の口の内側に当たり、鰓は普通ここに収まる。鰓の位置は分類状重要な形質と考えられている。
殻
殻の形は非常に変異があり、これはそれぞれの種の生活のあり方と直結している特徴である。また幼体と成体では形が異なる例もある。中には殻が小さくなったもの、消失したものもあり、複数の分類群で並列的に見られる。たとえばナメクジやウミウシがそうである。
生態
巻き貝類の多様性は軟体動物の中でとりわけ幅広い。海がその生息域の中心であるが、淡水産のものも少なくなく、また陸生のものも数多い。軟体動物では真に陸生のものはこれだけである。
食性に関しても植食性のものが多いが、肉食性のものも少なくない。寄生生の種もある。
重い殻を持ち、腹面全体で這って移動するのが基本であるから、遊泳など活発に運動する形にはなりがたいのであるから、ほとんどの種は底生であり、基盤上を這って移動するものである。しかし殻を縮小したり失ったものには遊泳生や浮遊生のものもあり、たとえば裸殻翼足亜目(クリオネが有名)やゾウクラゲの例がある。またアサガオガイはしっかりした殻を持ちながら、粘液で泡を作って浮き袋とすることで海面での生活を行っている。 また、移動の方法として、腹足によって這うことを行わなくなったものもある。ソデガイ類は腹足が退化し、殻の蓋が鈎状に変化し、これを振って底面を引っかけるようにして、飛び跳ねるように移動する。ベッコウマイマイは、普段は腹足で這うが、敵に襲われた場合などは全身をくねらせるようにして飛び跳ねる。 逆に移動することをやめ、固着生活を行う例もある。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
スソムラサキダカラはピンク色でとても不思議な形態をしています。
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